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公益財団法人 日本科学協会

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立方体地球-Cubic Earth-

陸の生物はどのような環境で生きているのだろう?

立方体地球で生物はわずかな面積でしか生きられない

 立方体地球の陸上のうち、大気があって0.5〜1気圧の場所が地球人の住むことのできる場所とし、ハビタブルゾーン(すべての生物の生存可能域)であると考えます。ハビタブルゾーンは立方体地球の4つの赤道面にそれぞれできますが、生物が生きていくために不可欠な水があるのは“海がある赤道面”だけになります。海のある赤道面でのハビタブルゾーンは、海から59km離れていて、海を取り囲むように幅18kmの帯状に広がっています。その面積は日本の約半分の20万km2です。ハビタブルゾーンの気温は20℃程度です。

 生態系の豊かさは植物による生産量の大小で決まり、気温と降水量の影響を大きく受けます。図11にその様子を示しました。気温が高いところでは、雨量が多ければ森林に、少なければ疎林や草原、砂漠になります。たとえば平均気温が25~30℃では、年間降水量が250cm以上のところで熱帯雨林、150~250cmでは乾季に落葉する熱帯季節林、50~150cmでは疎林、50cm以下では砂漠が見られます。立方体地球の陸地では雨が降ることはなく、水滴は霧状で、地表で結露して土壌水、さらには地下水になります。地下水はハビタブルゾーンの縁辺部で少なく、海に近づくほど増えます。

不思議な形の植物

 ハビタブルゾーンの海側には熱帯雨林や熱帯季節林が発達し、その先はロマスの花の草原とタンブルウイードを想定しています。ロマスの花は、葉で大気中の水蒸気を集め、根から栄養分を吸収し、太陽光で育ちます。また、タンブルウイードは、風で転がりながら空気中の霧と土壌から水分を、海辺で海水のしぶきから栄養物質を得て、太陽光で育ち、植物体が分解するとその場所の土に栄養分を散らします。

 立方体地球の陸上生態系は、生産者の植物と、分解者の微生物の2グループの生物だけで、ここでは消費者の動物は考えていません。つまり、植物が有機物を生産し、それを微生物が分解して物質循環を維持する、動物の影響が少ない地球の森林と同じような生態系となります。

図11
図11 : 地球の陸上植物群集と気温および降水量の関係(Lieth1956)
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