※原文が日本語の声は、原文を尊重して手を加えず掲載しました。
原文が中国語の声は、原文に忠実に和訳して掲載しました。
日本語原文
大連理工大学 機械学部 日本語強化班 3年 陳程
私を助けてくれる日本語書庫
私は陳程と申します。今は大連理工大学機械学部の日本語強化班の三年生です。
日本語を勉強してからもう二年余りですけど、日常生活には日本文化に触れる機会が多いとは言えないです。日本人と会話する時、私は日本についての知識がこんなに乏しいのかと感じたこともあります。ほんとうに恥かしいです。
日本の皆さまのおかげで、助かりました。提供していただきました図書は多くの分野に及んでいます。日本の社会現状とか、経済上の論議とか、文学の作品とか、新しい科学技術など知りたいことがいっぱいあっても、日本語書庫は私の要求を全部満足してくださるんです。心からお礼を申し上げたいです。
山崎豊子さんが書いた「大地の子」という事実小説も先生方のおかげで読みました。日本人の血が流れている陸一心は、中国人として中国現代化建設のため自分の力を尽くしました。中日両国人民の友情も宝華鋼鉄の建造で見られました。読むとき私は涙が出るほど感動しました。61年の間にそんな立派なことをみんな知るべきだと思います。それで、今の両国の外交状況を改善してほしいです。
南京大学大学院修士課程 日本言語文化専攻 2年 王艶梅
沢山の寄贈書籍をありがとう
南京大学日本語科の学生は、大学の総合図書館と外国語学部図書館の外に、中日文化研究センターの書庫から本を借用することができます。特に、中日文化研究センターの書庫は、まさに日本から寄贈された日本の書籍の宝庫です。この中日文化研究センターに納められた多くの本が、どのように保管され、どの程度利用されているか、また、どんな役割を果たしているのか等々については、おそらく日本におられる関係者の方々の最も知りたいところでしょう。寄贈された本がより多く有意義に利用されることこそ、喜ばしいことではないでしょうか。南京大学の学生たちは、そのご期待に沿うよう日夜勤勉に努力しております。贈っていただいた本をよく読むことでこそ、私たちは感謝の気持ちを表わすことが出来るからです。 これまでに、私が利用した中日文化研究センター書庫の図書貸出証の記録では、2005年11月から2007年3月初めまでの1年あまりの間、私が中日文化研究センターから借用した本は通算38冊で、借用全体50冊の76%を占めました。つまり、贈られた本の一部が常に私の傍にある状態でした。どのような本に興味を持って読んで来たかというと、文化(18冊)、言語(8冊)、思想(5冊)、経済(3冊)、経営(3冊)、小説(1冊)など、結果的に、日本に関して次々と幅広い分野に亘りました。この事実は、日本の皆さまが豊富に本を贈って下さったことを表わすだけでなく、私たち学生に色々な知識を吸収するチャンスを与えてくださったことを意味します。私が日本文化に興味を持つようになったのも、日本人独特の考え方や精神構造をだんだん理解するようになったのも、大部分これらの本のお蔭です。日本に関する知識の世界で自由に飛べる空間を作って下さったことに感謝しています。この空間無くして、今後どのように日本についての諸々を理解し、どのように日本文化についての研究を推進して行けるだろうか、想像すると恐ろしく、現在の恵まれた図書環境を有難く感じています。
以上、私でさえも、このように日本研究センターの書籍の恩恵を蒙っているほどですから、他の本学日本語科の優秀な学生たちは、どれ程に多く深く書籍に親しみ、知識を吸収して、自己の研鑽に励んでいるかは申すまでもありません。日本の皆様さまのご協力でできた中日文化研究センターは、わが南京大学の富であり、わが大学の実力強化に欠かせない存在だと言っても過言ではありません。寄贈していただいた本は本当に大きな役割を果たしています。中国には「大いなる恩は謝といわず」という諺があります。「ありがとう」と言うだけでは私たちの感謝の気持ちを十分に表わせないです。ですから、「雄弁より行動」というように、私個人の年間読書数で、日本の皆さまに対し最高の敬意を表したいと思います。
寧波大学外国語学院 日本語学科 3年 王琴
日本語の図書資源を十分に利用したい
日本語の本をたくさん贈ってもらってありがとうございました。私は日本語学科三年生の王琴と申します。寧波大学に入った時、実に驚きました。日本語学科の先生と学生のためにわざわざ一部屋、それも各分野の日本語の本を用意してもらって、本当に自分の未来を見届けたような感じがしました。これからの四年間にたくさん読もう、と決めました。
私は一年の後半に『こころ』を読みました。かなり難しかったのです。二年生の時、夏目漱石の『吾輩は猫である』をはじめ、「少年少女日本文学館」シリーズのほとんどを読み終わりました。このシリーズの本は二年生の私にとても役に立ちました。そんなに難しくなかったし、難しい単語には仮名と注釈もつけてありますので、とても読みやすいのです。今は、私は『人間の証明』を読み終わって、『失楽園』を読んでいるところです。そろそろ卒業論文も書かなければなりませんが、その資料もそこから探さなければなりません。もっともっと素晴らしい本を贈ってもらいたいと思いますが、自分もその資源を十分に利用しなければなりません。
日本人の真面目さの影響で、寧波大学の日本語学科の学生たちは皆勉強に熱心ですから、どうぞご安心ください。
寧波大学外国語学院 日本語学科 3年 李佳
視野を広げる寄贈図書
本を贈ってくれまして、誠にありがとうございました。私たちの勉強や知識面の展開には非常に役立ちます。私もいろいろな本を読みました、とてもすばらしい本ですから、ついに隣のことと時間を忘れてしまい、学院の図書館で夜まで読み続けました。「本当にいい本だね!」と同級生の友だちがそう言いました。
この本は、私たちに日本の現状や日本人の平日の暮らし、そして、日本の風情を紹介しました。より広い幅に、われらの視野を開きました。
日本人がなぜそのように考えているのかを、だんだん理解できるようになりました。これは中日友好にも役立つと、私は思います。
寧波大学外国語学院 日本語学科 3年 李亜
素晴らしい本は、心の栄養
日本の皆さまからいただいた書物は文学や芸術などの幅広い分野にわたり、幅広いこれらの書物は私たちの勉強に大変役立っています。私の場合は、文学が好きなので、毎日、日本文学館の本を読むようにしております。「素晴らしい本は、我々の心の栄養だ」という言う通りに、いい本を読んで、感動させられることがあります。日本語の書物を通して、知識を得るだけでなくて、日本語や日本の文化に対する興味もどんどん湧いてきます。ですから、これからも貴財団からいただいた書物を十分に利用し、楽しみながら、より多くの知識を身につけたいと思います。
遼寧師範大学 図書館 職員 楊黎
寄贈書物は友情を伝える
私の学校の図書館は2003年から、図書館の蔵書規模と日本語の書物の種類を増加させるため、日本の皆様が贈った書物をもらいました。現在、贈ってもらった日本語の書物はもう6000冊になりましょう。寄贈図書は種類が多くて、内容も豊富だし、新しいです。哲学、法律、政治、経済、文化、教育、歴史、建築などがあります。
これらの書物は図書館の収蔵を豊富にし、日本語の書物の不足を補充しました。同時に、教師の研究と学生の勉強に役立ちました。私たちの学校では、日本語科の学生のほかに日本語を公共外国語として学んでいる学生もいます。以前、図書館の日本語の書物がとても少なく、学生の需要を満足することができませんでした。だから、学生たちは贈ってもらった書物が大好です。読んでから、日本の歴史、文化、生活のいろいろな知識について分ってきました。
贈ってもらった書物を図書館館長はとても重視しています。日本語のできる専門の教師が書物を管理し、書物の資料の著録から分類まで、内容の正しさと規範を要求します。そして、贈ってもらった書物は専門の閲覧室に置いてあります。教師と学生にとってとても便利です。
これから、日本人の生活風俗や習慣について様々な内容を紹介してくれる書物と贈ってもらった書物の数量が増加するだろうと心から期待しております。私の学校は日本の皆さまが贈ってくれた書物にどうもありがとうございますと言いたいのです。中日両国の友情が末長く伝えられていくことをお祈りしましょう。
南京大学 日本語科 講師 李斌
大学の学術研究に大きく貢献している寄贈図書
日本からの寄贈図書により、わが南京大学の日本語図書の種類が大いに豊富になりました。もともとは日本の文学と文化の本がほとんどでしたが、今は法律、社会などの分野の本もたくさんあります。ですから、今は日本語科の教師と学生だけでなく、ほかの学部の人たちも利用できるようになりました。それは当校の学術研究に大きく貢献するに違いありません。この場を借りて、日本の皆さまに感謝の意を表したいと思います。
それに、僕自身から言っても、これらの図書のおかげで、日本語教育についての理解が深まり、授業の準備をする時、利用できる資料も数多くあります。授業の効果が一段と上がったといっても過言ではありません。学生たちにもいつも中日センターの図書を紹介しています。寄贈していただいた図書を読んで、彼らの日本語能力が向上し、日本文化に対する理解が深くなるに違いないと、僕は信じています。
これからも日中友好の一環として、寄贈を続けていただきたいです。最後にひとつ提案したいですが、僕の専門は第二外国語教育ですから、今後はそれに関する本をもっと多く寄贈していただければ、幸いです。
牡丹江医学院 臨床学部 5年 姜麗娟
知識を学び、美を楽しむ
大学時代は、私たちが知識を増やし、視野を広げる良い時期です。我が校の図書館には豊富な所蔵資源があり、これには各種の図書、定期刊行物、電子図書等が含まれ、私たちは読書を通じて自らの頭脳を充実させ、各方面の素質を全面的に向上させることができます。
牡丹江医学院の図書館には、とても素敵な場所があります。それは外国語資料閲覧室です。私は第二外国語に日本語を選んだ学生ですが、ここへ来てみて、こんなにも多くの日本語、英語の原語版資料が所蔵されていることを知り、驚くと同時にとても嬉しくなりました。図書館4階、東南側にあるこの外国語コーナーには、多種多様な資料が内容豊富に揃っていて、外国語と外国文化の中にひたりきることができます。読書経験を積んだことで私の言語能力は著しく向上し、同時にまたことができました。多くの友人たちもここで資料を借りて読み、知識の海を自由に泳ぎ回るのを楽しんでいます。
外国語資料閲覧室には、医学分野の図書や定期刊行物が数多くあり、私たちは関連の課程を学ぶ際に、これらの図書を借りて読みます。以前、ちょうど解剖学に関する内容を学んだばかりの時に、『解剖』という日本語の本を借りたことがあります。本の内容は詳細で、図解や補助説明が添えられ、複雑な内容が明快に表現されていました。これは私の専門科目の学習に大きく役立ち、学んだ知識を定着させることができました。さらに私は難題に突き当たった時も、よくここへ来て関連資料を調べ、必要な答えを捜し出します。勉強に疲れた時は娯楽系の本を借り、日本の文学や風土、人情などに触れてみます。特に印象深いのは池田満寿夫氏の陶版画ですが、内容豊富で印象的な本は他にもたくさんありました。これらの本は私たちのプライベートタイムを豊かにし、勉強のストレスを和らげてくれます。
ここにある多くの資料は簡単に買うことのできない大変貴重なものですが、私たちは自分で買うことなくこんなにも豊富な外国語資料を持つことができました。私たちは皆この貴重な学習の機会を大切にし、真摯にこれら資料を利用しています。図書館の先生の話では、これらの資料は全て日本から寄贈されたものだとか。日本の皆さんがこれらの豊富で貴重な資料をお贈り下さり、広大な知識の基盤を提供して下さったことに心から感謝します。牡丹江医学院の歴代の学生たちは、皆この場所で絶えず自らの充実と向上を図り、さなぎが蝶へと変わるように、いつかより広い大空へと羽ばたいて行きます。
遼寧対外経貿学院 日本語専攻3年 李靖
はるばる海を越えてきた贈り物
私は前々から日本語2級の試験を受けるつもりで、毎日ヒアリングの練習をし、単語を暗記し、練習問題を繰り返してきました。2級を受験しようと思い立ってから、高度に緊張した状態がずっと続いていたのです。
ネット上からダウンロードするヒアリング素材は毎週更新し、様々な練習問題も手当たり次第に集めましたが、それでも心の底では自信が持てませんでした。そんな時、同じ大学の友人が私を外国書書庫へ連れて行ってくれ、そこで私は嬉しい発見をしました。そこには大量の日本語の原書があり、視野が一気に広がったのです。政治、経済、文学、自然科学、法律等、あらゆるジャンルの文献資源が揃っており、一度に大量の読解教材が得られ、試験の読解部分に対する自信が大いに高まりました。文献の中には私の知らない言葉がたくさん出てきますが、手元の辞書類を利用すれば文章の大意は把握できますし、同時にまた、私自身の語彙を増やすこともでき、実戦能力を大幅に引き上げることができました。
語学の学習法で最もよいのは使うことであり、その次が読解です。語学を学ぶ環境が十分整っていない我が校において、こんなにも多くの日本語の原書が、我々に原文読解の機会を与え、我々の日本語学習レベルを向上させました。
これらの本は全て、はるばる海を越えてきた贈り物です。我々のように、日本語の原文教材を直ちに必要とする学生は、これら図書の到来を心から歓迎します。これらは我々の外国書書庫を豊かにしてくれました。心から皆様に感謝申し上げます。
遼寧対外経貿学院 日本語専攻3年 劉鑫双
日本語学習への興味を呼び起こした寄贈図書
何気なく外国書書庫に入って本棚の間を歩き回り、並んだ本に目を走らせていると、いつも『美の死』の上で何秒か目が止まるので、気になって手に取り、めくってみました。
目に入るのは全て日本語です。日本語は2年間勉強しましたが、1ページのうち分かる言葉はほんの少しで、文章の大意も当然分かりません。ただ何となくめくって眺めるだけです。他の人が読んでいるのを見ると、とても嬉しそうな顔で食い入るように読んでいます。きっと文章の内容が素晴らしいのでしょうが、私にとってはちんぷんかんぷんです。1人の人がやってきて、私が手放したばかりの本を手に取ると、ページを開き、指で文字をたどりながら読みはじめました。しばらくうなずいていましたが、やがて本を持って去っていきました。残された私はひそかに苦笑するばかり。真面目に日本語を勉強してこなかった報いです。
これ以来、私は日本語の教科書を机の一番目立つ所に置き、毎日一生懸命勉強しています。いつの日かあの訳の分からない文字を解読できるように。今から始めても決して遅くはないでしょう。
暇さえあれば外国書書庫へ行き、自らの信念を固めることにしています。後になってこれらの本が、全て日本から本学図書館へ寄贈されたものであると知り、図書館へ手紙を書いて感謝の気持ちを伝えることにしました。これらの本が、私の日本語学習に対する興味を呼び起こしてくれたのです。本当にありがとうございました。
遼寧対外経貿学院 国際貿易専攻 3年 劉雲
日本語原書の到着を大いに歓迎
私たちの仕事は図書館の先生を手伝って外国書書庫の管理をすることです。毎日書籍と付き合い、本の海に身を置くのは、何とも快適で心地よいものです。
毎日多くの学生が勉強のため本を借りに来ますが、借りて行くのは大抵英語の本か、そうでなければ日本語の本です。私は日本語を勉強していないので日本語の学習についてはよく分かりませんが、本を借りに来た学生の話だと、今回新しく入った本はすごくいいということです。特に日本語の図書は政治、経済、地理、歴史、企業管理、社会科学、自然科学、文学法律等、様々な分野をカバーし、さらにその中には『鄧小平伝』等、日本の学者の中国文化に関する研究も含まれているそうです。中国の文化は早くも唐代には大量に日本へ伝わり、現地の文化と融合して日本独特の地域文化が形成されました。周囲の学生たちの日本語学習に対する興味は高まる一方で、新着のこれら書籍は、日本語を学ぶ学生たちに豊富な読解教材を提供しました。彼らが詳細に読書ノートを取っているのを見ると、飽くなき知識欲が感じられます。ある学生は私にこう言いました。「日本語の原書は取っつきにくいけれど、ここから日本語のことわざや俗語、そして非常に厳密で分かりやすい文法を数多く学び取ることができる。ごく自然に日本語を身につけることができるので、この方法は極めて効率がよい」と。
いずれにせよ、皆は日本語原書の到着を大いに歓迎しています。ですから我々は今後ともこの有意義な活動を継続していただきたいと願っており、この願いが叶うなら感激に堪えません。
遼寧対外経貿学院 日本語専攻 3年 李妮
日本語の原書は大きな力
図書館は私たちの大学生活にとって重要な学習の場です。私たちは図書館で勉強をし、各種の蔵書を借りることができます。私たち日本語を学ぶ学生にとって、外国書書庫は頼もしい味方です。
最初のうちは、日本語を学ぶことに何の目的もなかったので、少しも進歩しませんでした。勉強は毎日していたのですが、先生は私に「日本語を学ぶには、通り一遍の勉強をするだけでなく、実践を重ねなければ。日本語に関する参考図書をたくさん読みなさい」とおっしゃいました。そして先生は図書館の外国書書庫こそ、日本語レベルの向上にうってつけの場所だと教えて下さいました。それ以来私はここの常連となり、しばらく読書を続けた結果、私の日本語読解力はいくらか進歩したのです。
ここに、日本の皆さまが日本学図書館へお贈り下さった日本語の原書に感謝したいと思います。数は多くないけれど、私たち日本語を学ぶ学生にとっては大きな力となるものです。
図書館関連の交流に留まらず、私たちが今後より深い交流を持ち、よい友人になれることを希望しています。私たちは皆さんに頂いた図書を利用し、その作用を十分に発揮させます。同時にまた、私たちにこんな素晴らしい学習条件を与えて下さった日本の皆様さまに対し、心からの感謝を申し上げます。
貴州大学 日本語学部 4年 道璐
書館実習で得たもの
今回図書館での実習活動に参加し、大変大きな収穫を得ました。
日本からの支援により図書十万冊の寄贈を受けたので、私たち学生は先生の指導の下、図書の目録編集作業に取りかかりました。我々の主な仕事は図書番号、著者記号の編纂やラベル貼り等です。私は男なので、主として本の運搬作業を行いました。とても疲れましたが、最終的には毎日大きな充実感が得られました。
今回の実習を通じて、私は学習と知識の重要性を認識しました。山積みになった数万冊の本を眺めていると、心の中に「書の山においては勤勉を道とし、学問の海においては刻苦を舟とする」という気持ちが自然とわいてきたのです。勉強せずに、これらの本を読み理解することができるでしょうか。本が読めなくて、自らの知識水準を高めることができるでしょうか。考えれば考えるほど、私は自分の知識不足を感じ、時にはつい本を読んでしまって運ぶのを忘れてしまうこともありました。
仕事は大変でしたが、図書館という独特の落ち着いた雰囲気に包まれて、もっと続けてもいいという気持ちになりました。
ともあれ、今回の実習は私にとって有意義な体験だったと思います。
貴州大学 日本語学部 4年 陳
図書館の仕事で得たもの
まず最初に、日本の皆さんが十万冊の図書を学院へお贈り下さったことに感謝します。この十万冊の書籍にはあらゆるジャンルが網羅されています。天文、地理、生物、化学、社会、文化、文学、さらには国勢調査報告等の書籍も含まれ、私たちの日本語学習と研究に大きく役立っています。
一月中旬から、私たちはこの十万冊の図書と元から図書館にあった書籍の整理作業を始めました。大量の日本語書籍を目前に見て、私たちは喜びと興奮を覚えました。先生の指示に従い、私たちはこれらの書籍に対し分類番号付けと著者記号付けの作業を行っていきました。開始当初は何もかもが初めてで目新しく感じました。本の分類をしようとしても、種類が多すぎて戸惑ってしまいます。著者記号については言うまでもなく、分からないものが大量にありました。結局私たちは自らの経験から、たいてい奥付のページに著者名の読み方が載っていることに気づき、それからはずいぶん楽になりました。私たちは毎日千冊前後のスピードで作業を進め、これを旧正月の休暇まで続けて、正月9日目からまた一週間の整理を行いました。
3月5日、学院は卒業生の実習活動に関する会議を開き、みんなを図書館へ連れて行って図書の整理を行いました。私たちは呼びかけに応じ、積極的に実習に参加しました。以前に1カ月近い経験があるのでスムーズに着手することができ、書籍の整理も日増しにスピードアップしていき、分類はすぐに完了しました。その後、私たちは書籍にラベルを貼り、書架に納めました。
今回の図書館実習を通して、私は図書館スタッフに尊敬の念を抱きました。彼らは図書の管理に精通し、私に図書管理の苦労を分からせてくれました。図書管理の知識はかくも奥深いものなのに、私たちが実習過程で学んだのはほんの表面的な知識だけです。また、十万冊もの豊富な書籍も、整理の過程で私たちに少なからぬ知識を学ばせてくれました。著者名だけでもずいぶん手こずりましたが、そのお陰で多くの日本人の名前を知ることができました。さらにまた、分類を行う過程で私たちの論文内容と関係する書籍を数多く発見し、皆は競って借りて行きました。これらの書籍は私たちに多くの参考内容を与えてくれ、私たちの論文執筆にとって大きな助けとなりました。今回の実習において、皆で仕事を分担し、互いに助け合ったことは、私たちが仕事を成し遂げる上で大きく影響しました。私たちは元々、コンピュータを使った新着図書のデータ登録を行いたいと強く望んでいました。なぜなら、それでこそより多くの日本語に接することができ、学習したことを実践に生かせるからです。厳密に言えば、様々な理由により、このことはまだ実現していません。しかし、私たちは自信を持っています。学院の指導幹部はこんなふうに言いました。「もし日本語クラスの学生でなかったら、今日の仕事はスムーズに完了しなかったろう。十万冊の日本語図書は日本語学部の学生にしか任せられない。君たちだけが、この仕事を十分に成し遂げる能力を持っている」と。
今回の実習は非常に価値あるものです。学校にとっても個人にとっても、他の在校生たちにとっても。学校の評価については、個人にも責任があります。私たちは自分のできる範囲で学校のため貢献することを選んだのです。自分自身にとっては、通常では得られない多くの知識を学ぶことができました。他の在校生たちに対しては、勉強や研究を行う上で、より一層の利便性を提供することができました。
ここへ来て、私たちの実習活動も一段落しようとしています。聞くところでは、いずれまた十万冊の日本語図書が到着するそうです。みんなが積極的にこの活動に参加し、学校のため、自分のため、そして他の在校生たちのために、自らの力を捧げることを願っています。
東北林業大学 図書館 職員 桑英
日中友好の架け橋となる寄贈図書
私は東北林業大学図書館の職員で、寄贈図書の受け入れと加工・検収を担当する者です。大学の経費制限により、ここ数年図書館では基本的に日本語図書を購入しておらず、このことは日本語学習者と研究者にとって大きな損失です。そのため、日本の皆さまが2005年から現在までに寄贈して下さった11,000冊の図書は、私たちにとって非常に貴重なものです。寄贈図書は全て本学図書館と外語学院資料室にまとめて置かれ、あらゆるジャンルを網羅し、多くの学術分野に及んでいます。これらの日本語原書は、日本語学習者の日本語レベル向上に役立ち、一部の専門的な書籍は、各専門分野の教師が教育と研究を行う上で大きな助けとなります。
図書を寄贈して下さった日本の出版社、企業、大学、科学研究機関および図書館等の図書寄贈団体に深く感謝します。皆さんの無私の寄贈は、本学の学生と教師らが日本語を学習し、日本の科学技術、歴史・文化、政治・経済、文学・芸術、思想・哲学、地理・社会等を理解する上で、得難くまた貴重な資料を豊富に提供してくれました。皆さんの贈り物が相互間の理解を促進し、日中友好の架け橋を築き上げました。私たちは共に努力し、全人類の文明の進歩のため共に奮闘していきましょう。
江南大学 図書館 副研究員 黄紅
寄贈図書を利用した読書指導研修について
私は毎週水曜の午後に「日本語寄贈図書を利用した読書指導研修」講座を開き、お贈りいただいた本を読者に読ませ、学生たちが日本語を中国語に翻訳し、私がそれを添削しています。また日本語専攻の学生と、小さい頃日本で育ち、大人になってから帰国した大学生に頼んで、簡単な日本語会話をボランティアで皆に教えてもらい、日本語の普及活動をしています。図書館の指導幹部も日本の寄贈図書利用について非常に重視しています。仕事はとても楽しいです。
<参考>
2007年度 日本図書を読む活動の開催について
日本科学協会は創設以来、社会のニーズに対して迅速かつ柔軟に対応するとともに、先駆的な事業の開発と支援を通じて、より良い社会の実現に貢献することを目指していきます。江南大学の図書館へ送る図書は11万冊ぐらいがあります。図書内容は政治、経済、社会、歴史、文学、技術、自然科学、芸術、暮らしを含みます。図書分類法は日本図書の十進分類法に使います。十年以来、無錫市は投資環境が優れ、企業進出に最適な都市です。無錫市高新技術開発区は日本工業団地があり、1600日系企業を建てました。それために、江南大学の図書館では、2007年度3月4日に日本図書を読む活動の開催運びとなります、1年の日本図書を読む活動を参加して何を感じ、どのような体験をするのか、みなさまに江南大学図書館の新館中外文流通書庫(三階)でお会いできることを館員一同心より楽しみにしております。諸君の読書を心から歓迎します。
1.日 時 2007年3月4日(月)〜12月31日(月)
月曜日〜金曜日8時から16時まで開館
2.場 所 江南大学図書館の新館中外文流通書庫(三階)
バスで77、95、105番駅から徒歩10分ぐらい着くこと
3.その他 行事案内をご覧ください。
・貸出冊数 2冊まで貸出の返却期限は通常通り4週間
・貸出保証金を支払わなければならない、保証金の金額は100元、図書の貸借期間が満了してからを100元を無利子で読者に返却するものとする。
・1年の図書賃料は100元とする。
貴州大学 日本語図書管理員 胡静
仕事を通して感じたこと
私が大学で日本語専攻を選んだ時、将来自分が日本語図書管理員になるとは夢にも思いませんでした。
私たちが学生の頃は、学部には小さな日本語図書室しかなく、原書は古い本が少しあるだけでした。卒業の際、論文を書くため資料を探すのも一苦労だったのです。ですから日本から寄贈された日本語図書を初めて見た時、それは当初送られた数万冊に過ぎなかったのですが、私は唖然として後輩たちを心底羨ましいと思ったものでした。そして幸運にも、私はこれら図書の管理員になることができたのです。
大学の上層部はこれらの本を非常に重視し、これら図書をより適切且つ科学的に管理し、より大きな効果を発揮させるため、私を大連外国語学院に派遣し、CALISが開催した日本語オンライン目録編集の研修に参加させました。研修期間には図書寄贈シンポジウムにも参加し、寄贈を受けた多くの大学の代表とお会いすることができました。会議では多くの学校が寄贈対象大学になりたいと積極的にアピールしていました。私は我が貴州大学がこれほど多くの図書を寄贈してもらえたことを誇りに思い、また日本の皆さまがこんなにも貴重な財産をお贈り下さったことに心から感謝しました。
大学に帰ってから、私は仕事の上で外国語学院の指導を得、日本語学部の先生と図書館指導部の強力な支持を得ることができました。これらの本を早急に利用可能にするため、外国語学院は大勢の学生を図書館へ手伝いに来させました。学生たちを指揮して図書の分類作業を行っている時、私は再度驚愕させられました。それらの書籍は天文、地理、社会科学、文学、歴史、自然科学等、ほとんど全ての分野を網羅し、なお且つその多くが新本だったのです。特に文学や社会学の書籍は非常に豊富で、辞書も数多くありました。これらは日本語の学習や研究にとって大きな助けとなるものです。かつてあれほど手に入りにくかったものが、今や我が貴州大学の図書館で簡単に見つけられるのです。これは間違いなく、貴州ひいては西南地区の日本語教師と学生、そして愛好家にとって喜ばしいことです。図書分類を行う過程で、しばしば学生たちから「この本、すごくきれい」「僕の卒論に必要な本だ」といった声が聞かれました。こんな言葉を聞くたびに、私は喜びと誇りを感じます。同時にまた、これらの本が一日も早く本領発揮できるよう頑張ろうと、改めて意欲を燃やすのです。
日本語図書管理員として、日本語専攻の卒業生として、私には「さらに多くの寄贈図書を得て、我が校を西南地区最大の日本語文献庫にしたい」という願いがあります。これは教師と学生全員の共通の願いでもあります。また私自身、仕事の過程で絶えず学習し、自らを高め、一人前の優秀な日本語図書管理員になりたいと思っています。
江南大学外国語学院 日本語専門 3年 蒋向南
「モーツァルトの伝言」を読んで
図書館から、いろいろな本を借りて読んでいます。
一年生の時、まだ日本語初心者なので、日本語の原書はぜんぜん読めなかったのです。二年生のとき、日本語の原書を読みたかったのですが、能力のせいで、読んでもわかることが難しくて、たくさん読むことはできなかったのです。でも、だんだん読めるようになってきたのです。三年生になると、中国語で日本のいろいろなことを紹介した本には何だが物足りない気がして、原書に夢中になってきました。
今読んでいるのが「モーツァルトの伝言」という小説です。この本を読むと、自分の15歳ごろの気持ちを思い出しました。ばかばかしくて、プライドとコンプレックスを抱えて、一生懸命自分の価値を見つけようとしていたのですが、結局、自分の平凡さや小ささが、嫌でたまらなかったということも思い出しました。今はそういう気持ちを考え直すと、何だかばかばかしい気がします。恋への憧れ、自分より優秀な人への憧れ、自分への不安などは今も時々あるということがわかりましたが、将来への確信、自分への自信も生まれてきたのです。この小説を通して、自分はどのような人間か、どんな立場で生きているかもわかりました。だから、図書館の小説が私自分自身を見直すことに役立っていると思います。
小説のほか、歴史に関する本も、随筆も、伝記も私の知識を豊富にさせているのです。これからも、できるだけ、原書を読んで、自分の視野をもっと広めようと思っています。
江南大学外国語学院 日本語専門 3年 孟盈
私たちのために「環境」を作る大切な友達
日本の皆様から寄贈いただいた日本語書籍は本当に大きな役割を果たしています。誠にありがとうございます。
普段、日本から来た先生たちや留学生たちと話す時は、お互い話を完全に理解できないことがよくあります。なぜなら、日本語らしい日本語を話せませんし、日本人の話を正しく受け止めないこともありますからです。以前は大抵中国の出版社から出る図書を読むだけで済みました。でも、それではぜんぜん足りませんでした。中国語の書籍は中国人の考えによって訳されたものですから、何らかの隔たりがあります。私たちのように母国語以外の言語を勉強する学生にとって、「環境」は大切だと思います。皆は当分日本に身を置いて長い間で正真正銘の日本語を味わうことができないにもかかわらず、自分で「環境」を作ることができます。つまり、日本語版の図書を最大限に利用して、日本語を勉強する一番の友達として大切にすることです。この友達を通じて、日本人はどんな気持ちで自分の言いたいことを伝えるか、私たちはどんな言葉で望んでいるように相手に分からせるか、すべての問題が解けます。
初めて三階の日本語書庫に入った時のことは今までよく覚えています。整然と本棚に並んでいた日本語の図書は私をびっくりさせました。いろいろな分野があり、日本の政治、経済、文化、法律、科学などに関する図書が含まれていました。担当者にそれぞれのタイプごとに分けてもらって、もっと早く自分の興味がある書籍を見つけられました。あの時はまるで図書の海原に泳いだような感じで、すっきりしていました。どの図書でも読みたかったですので、どっちを選ぶか迷いました。「できるだけ多くの図書を卒業する前に読み通すために頑張りなさい」と自分が張り切っていました。
大学の日本語書庫のおかげで、私たちのいろいろな能力が上達して、視野が開けるだけでなく、日本語学習に対する熱情も上がります。これからも書庫を生かして勉強に専念し、元気よくこの精神の楽園に自分を充実させて、日本の皆様の賛助に背かぬように努力いたします。
江南大学 化学・材料学院 1年 張柏
本をいっぱい読んで自分を育てる
僕は七歳から日本で生活していました。あの時は日本の小学生と同じで、日本の小学校で勉強していました。あの時は、全部日本の先生、日本語の教科書、日本の友達。それで、日本人の考え方も、日本人の習慣もよくわかります。更に、日本の文化も少し分かっていました。今でも、日本の文学が大好きです。
この江南大学の図書館の三階にきた時、いっぱい日本語の本があって、とても喜びました。まるで日本にいている気がします。大学で時間があれば、できるだけいつも図書館に来て、いっぱい本をよんでいました。
また、この図書館で、ボランティアになって、ほかの大学生に日本語を教えました。このように、日本語を教えて、日本の文化や日本を、ほかの大学生にもっと理解させたいとおもっています。また、いっぱい友達を作り、毎日とても楽しいです。
また、新学期どんどん本を読んで自分を育てていこうと思っています。
江南大学社会学専攻 1年 宋茜
日本語専攻でなくても理解しやすい本が欲しい
私の専攻は社会学ですので、私にとって、社会学に関する本はいつも気になります。ただ中国に関する社会問題だけでなく、日本、そして、世界中で起こった出来事を報道する本ももっと沢山あったらよかったと存じます。しかし、私の専攻は日本語ではなく、日本語の本を読むのはとても難しいのです。複雑な本を読むことはちょっと無理だと存じます。それに、こんな事情は私だけではありません。だから、もっと理解しやすい本があったらいいかもしれません。
以上は、私の個人的な感想にすぎません。今まで様々な本を借りることができてほんとうに感謝しております。
江南大学外国語学院 日本語専門 4年 劉姝
「現代青年の生きがい」を読んで
時代の変化とともに人々の価値観も変わりつつある。特に未来社会の中堅力となる若者たちの生きがいはどのように変化するか。それから、いわゆる『新種の大人』として、若者の生きがいにどんな心理的特質が潜んでいるのか。
この本では、以上の問題について、詳しく説明してくれた。この本は七十年代の青年の生きがいを背景に、彼らの思想、考え方、または心理的特質面に関して、さまざまな角度から集中的にアプローチをこころみた。当時の若者たちは今、ずいぶん成熟した大人になったのだ。そのうちの多くはすでに自分の子供を持つようになっただろう。彼らの子供たち、すなわち、現代新世紀の若者の生きがいはどうなるだろうか。これは私たちこれからの課題になるだろう。
本書の探索方法も資料データもとてもいい参考になると思う。厳密な分析方法からもいろいろな心得を収穫した。
中国人としては、あらゆる分野にわたる日本語原版書籍を通じて日本という国をもっとわかるようになれるのは本当に嬉しいことだと思う。最後に、「現代青年の生きがい」のような素晴らしい本を寄与して下さった日本の皆さまに厚くお礼を言いたいと思う。
江南大学外国語学院 日本語専門 4年 張琳琳
「いじめからの脱出」を読んで
時代の移り変わり、経済の発展にしたがって、教育、文化も早い発展を遂げた。しかし、現代の教育制度は多かれ少かれ問題がある。たとえ先進的な日本でも、教育制度も完璧とは言えない。たとえば、いじめ、登校拒否、自殺など。
この本では「いじめ」について詳しく述べた。子供たちをますますつらいところに追い込んでいるいじめを克服することを目的として、子供の心理、学校と家族教育、および社会背景などのいろんな面から精辟に分析した。この本に提示された数々の事実が、人々の心を痛めつけるこのつらい現実に、確かに有効だと思う。八十年代の本だが、今までも役に立ち、参考すべき本だと思う。わたしに深い印象を残した。
日本側からたくさんの本を寄付してもらって、心から感謝しております。それにいろんな日本語原版の本を提供してくれ、私たちの日本語の勉強にはすごく役に立つと思う。
江南大学外国語学院 日本語専門 2年 張賛
寄贈図書を通して伝わる友好
皆様の図書を寄贈していただき、本当にありがとうございます。
私は江南大学の日本学科の学生ですから、日本語での原書を読みたいです。でも、学校の日本語の図書は限られています、図書館だけでは、教師と学生の要望にはとても応えられません。こんな多い寄贈図書が私たちの日本語学習意欲を増進しています。寄贈図書は私たちの図書館の外国語図書不足を緩和します。
寄贈図書にはいろいろな分野があります、歴史とか、社会とか、文化など、とてもいいと思います。寄贈図書には海外の先進的な科学技術や最新の社会の発展状況や日本の知識と文化が紹介されています。これらの図書は私が日本の社会、歴史、文化を理解する窓口になっています。専門水準の向上に役に立っていますので、喜ばれています
私は歴史と伝記に興味があります。寄贈の日本語版「漢書」をもう読みました。これは私の日本語の翻訳と勉強にいいとおもいます。桑原武夫先生の「人間素描」も読んでしまいました。なかなか率直に面白く書いています。この本では中国の作家、歴史学者の郭沫若のことが書かれていました。別の面の郭沫若を紹介しています。
わたしは日本へ留学して日本のアニメーションを勉強したいので、アニメーションについての本を読みたいんです。でも、寄贈の図書中にはこの類の図書が少ないです。残念ですね。
今後もできるだけ私の要望に応え、日本の歴史とか漫画とかアニメーション技術について紹介している図書やビデオテープなどを寄贈してください。
日本の友人の私たちに対する友好は感動的なものであります。寄贈図書を通じて日本の友人の皆様の中国人民に対する友好感情は伝わってきました。簡単に「ありがとう」の一言では感謝の気持ちを言い尽くせません。この感謝を今後の仕事に反映して日本語を一生懸命に勉強して行きます。中日両国の交流を促進させるために頑張ります。
江南大学外国語学院 日本語専門 3年 雛海燕
寄贈図書を通して日本を知る
私は江南大学日本語科の学生です。図書館に日本語の本がたくさんあります。いつも借りて読みます。それらの本を通して、日本の歴史とか、経済とか、文化などいろいろなことをわかりました。そして、日本語がだんだん上手になりました。私は図書館の本が知識の宝だと思います。図書館の日本語の本は分別されており、本を捜すことが簡単です。私たちは本を寄付した日本人に感謝の意を表します。
江南大学外語学院 日本語専門 1年 張慶
日本語対する興味を深めてくれる寄贈図書
私は張慶です、今、江南大学の日本語専攻の1年生です。私は日本の本が大好きだから、よく図書館へ行って、本を読みます。うちの図書館は日本から多くの書物をいただきました。今はまだ一年生なので、日本の本はすこしだけ読めますが、よく理解することができません。本を読んでから、日本語に対する興味がもっと深くなりました。日本の知識をよくわかります。ほんとうにたすかりました。 将来、私は3年生あるいは4年生になり、たくさんの日本語を身につける時、日本の本をたくさん読むことができます。ほんとうにお礼を申しあげます。
江南大学外国語学院 日本語専門 3年 索玉琳
読書は文学の知識を増やしてくれる
私は江南大学の学生です。江南大学の図書館には、日本語の名著がたくさんあります。私は図書館から本を借りて読んで、いろいろな角度から日本人の生活習慣、社会、国民性などをわかるようになりました。読書のおかげで、文学の知識を増やすことができました。そして、知らず知らずに、翻訳についての興味が湧いてきました。それらの本は日本語の勉強と日本文化の理解に役立つと思います。私は本を寄贈した人に感謝の気持ちを表します。
江南大学外語学院 英語専門 4年 沈峰
「夢をかなえる一番よい方法」を読んで
僕は日本語科の学生ではなく、英語科の学生です。でも、僕は小さいころから日本語のドラマとアニメに興味を持っています。この大学に入って、この新しい図書館を利用し、こんなに多くの日本語の本を本当に楽しく読ませてもらいました。 僕の読んでいた多数の本の中でも、「夢をかなえる一番よい方法」という本が一番好きです。人の夢、人の努力、そして人の成功を求める心について作者自身の意見がこの本に存分発表されていました。今の僕は仕事を探しているところです。この本はとても役に立ちます。この世の中でいったい何が一番大切なのかを、この本はいろいろと僕に教えてくれました。そして、この本が言っている通り、これからの生活と仕事に精一杯力を尽くして生きていこうと心に決めています。
江南大学コミュニケーション工程専門 1年 程爽
中日の平和と発展のために尽くしたい
寄贈図書は本当に素晴らしく、役に立つ本ばかりで驚いています。お陰さまで、一日中とても幸せかつ充実な日々を過ごすことができました。日本の皆様のご親切にもさらに嬉しく、僕が日本語を勉強するエナジーとなっています。 以前、中国と日本の間には不愉快なことがあって、お互い反発しあっていました。わたしは、争いは好ましくない、戦争の後に残るのは哀しみと虚しい気持ちだけだと思います。でも、交流によってお互いよく理解し合えば、皆のいいところはかならず見つけられると思います。だから、日本の皆様のなさっていることには大いに賛同しております。先の道は長く厳しいかもしれませんが、どうぞ、頑張ってください、応援しています。自分もわずかながらも中日の平和と発展のために、力を尽くしたいんです。
江南大学外国語学院 日本語専門 3年 洪煊瑜
写真集に見る日本の心の風景
私は朝日新聞社の「日本の地理」と「日本の歴史」、それに「撮り歩き日本」を読みました。それらの本を通じて、日本の地理、歴史、風俗、自然などがだんだんよくわかるようになりました。とくに、「撮り歩き日本」、 この本は、日本を歩いて、心の風景をとっています。日本の情景が失われつつある現在、忘れてはいけない大切なものが、この写真集にあふれています。こんな写真を見ながら、日本の美しさ、すばらしさも頭に浮かび、心を動かされて、感動しました。日本に行きたい、自分の目でみたい、自分の足で歩きたいです。日本の皆さまのおかげで、こんなすばらしい本が読むことができ、本当にありがとうございます。私にとしては、日本の流行の服装、美容などについて最新の雑誌がほしいので、心からよろしくお願いします。
江南大学外国語学院 日本語専門1年 劉雨婷
日本語学習の励みとなる寄贈図書
私は日本語専門の一年生です、今、図書館の三階でアルバイトをしています。ここで、私はたくさんの日本語の本を見ます。私は一年生ですから、あまり読むことができません。しかし、この本をとても好きですので、将来この日本語を読むことができるようになるために、日本語の勉強を一生懸命にがんばります。
図書館の黄紅先生から知りましたが、この本は日本の皆さまからいただいということです。ほんとうにたいへんな本で、わたしが日本語を勉強したり、日本文化を習ったりするうえで大いに助けとなります。本当にありがとうございます。この本は私の勉強の励みとなります。さらに、私は日本へ行って日本の学校で勉強をしたいと思っています。将来、中日友好のために仕事をしようと考えています。
江南大学外国語学院 日本語専門 4年 王晨晨
クイールは永遠の広報部長―「盲導犬クイール」を読んで―
『盲導犬クイールの一生』という本には、 クイールという犬の生涯が描かれているのですが、実は、人も描かれています。関わった方たちの、犬に接するあたたかさが、別れの悲しみとの落差となり、「人間らしい感情を思い出させてくれる」のでしょう。
本の最後の時、クイールの背中にカモメマークをつけた姿を書きました。私が、「クイールが死んじゃって、かわいそう。」と、言ったら、友達に「でも、クイールは一生懸命生きて、みんなに愛されたから、しあわせだったと思うよ。」と、言われて、そのとおりだと思ったよ。
クイールは、これまで人のために働いてくれた幾多の盲導犬の1頭にすぎないのに、盲導犬事業啓蒙のために犬と人の神様が授けてくれたメシアだったんじゃないか、と夢見がちに考えてしまいます。クイールは盲導犬事業啓蒙のための、永遠の広報部長なのかもしれません。
私もクイールのように、困っている人の力になれるような、やさしい人になりたいと思うよ。そして、どんな時でもがんばる気持ちを、忘れないよ。
クイール,天国から見ていてね。
江南大学外国語学院 日本語専門 4年 邵利娟
「志望動機、履歴書、自己PRの書き方」に教えられたこと
中国の大学は日本と違って、四年生になってから、就職活動を始めるのです。そのため、履歴書を書かなければなりません。しかし、授業では枠だけ習いましたが、志望動機や自己PRなどをどう書くのかは、さっぱりわからなかったのです。その時、図書館で「志望動機、履歴書、自己PRの書き方」と言う本を見つかりました。本当に助かりました。
この本は履歴書に関する内容を全面的に説明してくれました。私が苦手なのはまさに志望動機と自己PRのところでした。この本は日本の各有名会社を例にして、違う専攻の日本の大学生が面接に行った時、志望動機をどういうふうに書くのかを詳しく見せてくれました。それで、自己PRは自分とかかわって、どう書いたほうがいいのかも実例で説明してくれました。この本を読んでいろいろ勉強になりました。その一つ、志望動機は会社によって書きます。会社が違うと、注目すべきところも違いますから、動機も違うのです。その二つ、自己PRはそんなに長くなくてもいいですが、出来るだけ自分の最も輝かしいところを面接官に見せるべきなのです。そして、自分の特色を表現します。その他、会社の目標や経営理念などとあわせて、動機や自己PRを書くのも肝心です。
この本は卒業生が就職活動をする際、不可欠だと思います。これを読んだら、履歴書の書き方が分かるだけではなくて、いろいろな言葉も日本人らしい表現で表せるからです。
江南大学外国語学院 日本語専門 4年 馬麗花
「日本の教育」を読んで感じたこと
私は『日本の教育』という本を読んで、いろいろ感じました。教育は国の基盤です。特に、資源不足の日本にとって、教育は経済発展のための欠かせないものです。近年、生徒たちは一流の会社に入れるために、一人前になれるために、名門大学の出身でなければなりません。社会はだんだん学歴社会になりました。小学生から高校生まで全部『受験地獄』に巻き込まれました。教育の本質は益々失われて来ました。ある程度、中国もそうです。私も大学生なので、受験の辛さと激しさがよくわかりました。もちろん、今の中日政府はこの問題に気付きまして、すばらしい未来を目指す教育の道に歩み出しました。日本の皆さまのおかげで、日本の教育の優れたところを勉強できます。これから、もっと多く新しい本をうちの学校に送っていただくことを心から祈ります。
江南大学図書館 副研究員 黄紅
日本図書の利用貸出し状況について
江南大学図書館の新館中外文流通書庫(三階)では、2006年1月から2007年3月まで、主に大学の研究者や学生を対象に「日本語寄贈図書を利用した読書指導研修講座」を開催しました。彼らの多様な情報要求に応えるため、この研修においては日本語の図書と雑誌、参考書の利用を重視しましたが、彼らは楽しく日本図書を利用しました。以下は大学生の利用貸出記録表です。
文学、歴史、地理類 | 社会科学類 | 芸術類 | 技術類 | 合計 | |
2006年1月 | 38 | 23 | 6 | 3 | 70 |
2006年2月 | 32 | 28 | 2 | 1 | 63 |
2006年3月 | 58 | 41 | 4 | 2 | 105 |
2006年1月 | 40 | 14 | 5 | 59 | |
2006年1月 | 44 | 3 | 1 | 1 | 49 |
2006年1月 | 30 | 1 | 31 | ||
2006年1月 | 49 | 60 | 3 | 7 | 148(英語図書29) |
2006年1月 | 14 | 46 | 9 | 4 | 140(英語図書67) |
2006年1月 | 36 | 54 | 6 | 5 | 151(英語図書50) |
2007年1月 | 11 | 44 | 3 | 94(英語図書36) | |
2007年1月 | 22 | 66 | 4 | 181(英語図書89) | |
合計 | 374 | 379 | 44 | 23 | 1091(英語図書271) |
以上を見ると、江南大学外国語学院日本専門の学生は文学、歴史、地理、社会科学類の図書をよく利用していること、食品や生物や化学などを専門とする学生は日本語に関心があり、いろいろな本を調べたり、日本の辞書を利用したりしていることがわかります。4月4日の日本贈書を読む講座で大学生は47冊の本を楽しく読みました。現在、講座を続けているところなので、今後、大学生はもっと多くの日本の贈書を読めるようになると思います。日中友好を深めるため、私たちにはやらなければならない仕事が沢山あります。
江南大学食品学院 大学院 3年 段立
忘れられない講座
偉大な科学者ベーコンは「知は力なり」と言いましたが、ベーコンの言葉は全く真実です。世界を進歩させるのは知識です。私は新しい知識を吸収することを強く望んでいます。そのため、飢えた人間が食べなければならないように、私は本を読まなければならないのです。子供の頃、知識を吸収するため、私はうず高く積まれた本の中に飛び込みました。本は、全く見たこともない、わくわくするような新しい世界に私を誘ってくれました。私は私たちの多彩な世界についてもっと学びたいと思っています。そのために私は英語とドイツ語を学んでいるのです。
江南大学に入学し、大学院生となった時、図書館の中に数えられないほど大量の日本の図書を見つけました。それまで、これほど沢山の日本の図書を見たことはありませんでした。これらの図書の全てが友好的な日本の皆様から寄贈されたものであり、私の研究と将来には本当に役立つものばかりでした。皆様の親切に感謝いたします。
そして、私は日本語を学ぼうと心に決めたのです。私は足繁く図書館に通いました。図書館担当の黄先生とは面識がありました。黄先生は3年間日本に住んでいたことがあり、日本語が上手です。彼女はとても親切で、学生たちに日本語を教えてくれました。彼女の講座には自由な雰囲気があり、我がキャンパスの全ての学生に扉が開かれています。私はここで初めて日本語を学びました。彼女は、発音の仕方、読み方、話し方、私たちが欲しい情報をインターネットで見つける方法などについて教えてくれました。また、私はこの講座で本当に沢山の友達を作りましたし、私たちは互いに学びました。私は、日本語を学ぶこうした機会があることを永遠に感謝します。今、私は簡単な日本語を話すことができますし、綺麗に発音することもできます。私にこの貴重な機会を与えて下さった友好的な日本の皆様と黄先生に感謝いたします。そして、この機会を大事にしたいと思います。私は日本語をずっと学習していくつもりです。私は、一生懸命勉強すれば、流暢な日本語を話せるようになると信じています。中国の栄光と日中友好のために私の知識を捧げるつもりです。
江南大学食品学院 食品科学学科 4年 張海洋
日本語を専攻しない学生にも有益な寄贈図書
私は江南大学の4年生で、食品科学と工学を専攻しました。実を言うと、英文図書と日文図書の書棚を初めて見た時、私はショックを受けたのです。こんなに沢山の中国語文ではない図書が一箇所に収集されているのを見るのは初めてだったのです。これらの図書は明らかに多くの日本語専攻の学生、そして、私のような日本語を専攻しない学生にも有益であろうと思います。
私は、「ハリーポッターとアズカバンの囚人」と「愚かな白人」の2冊を借りました。2冊の図書は全編を通して非常に興味深く、難なく理解できるものでした。間違いなくこれらは私の英語のレベルアップに大いに役立つと確信しています。この手紙を日本語で書くことができなくてごめんなさい。日本語ではうまく書くことができないので。でも、私は少しだけ日本語を習いました。ですから、皆さまの親切と寛大さに「ありがとうございます。」と言うことができます。
江南大学外国語学院 英語専門 4年 金偉
学士号論文執筆を支えてくれる寄贈図書
私は江南大学の4年生で英語を専攻しています。何はさておき、まず、皆さまが私たちに贈ってくださった様々な図書、特に英語の図書について感謝したいと思います。私は文学作品を読むことが大好きなのですが、寄贈図書の中に英米文学に関する沢山の貴重な図書を見つけることができました。例えば、ウォルター・エバート著「キーツの詩における美学と神話」やミリアム・アロット編「キーツ 完璧な詩」などです。私は、これらの図書のおかげで自分を豊かにすることができましたし、沢山の知識を吸収することができました。また、これらの図書は、私に学士号論文の予稿に関する情報と示唆を与えてくれます。まさしくこれらの図書のお陰で私は励まされ、論文を執筆し続けることができるのです。最後に、心からの感謝を日本の皆さまに伝えたいと思います。これらの貴重な図書をどうもありがとう!
江南大学食品学院 大学院 1年 馬暁博
寄贈図書を通して世界への目を開きたい
私は江南大学 食物科学技術学院の大学院生で、食物科学を専攻しています。まず、皆さまが贈って下さったこんなにも沢山の貴重な図書と私たちの研究に対する皆さまのご支援に感謝いたしたいと思います。私は学生用の日本語辞書を借りました。皆さんは、この辞書が中国語では利用できないということをご存知でしょう。でも、それが今私の手元にあるのです。私はとても嬉しく思います。この辞書は私の日本語学習にとても役立つと感じました。外国語の学習は、他の国の文化について知るための助けとなります。私の目を世界に向けて開かせてください。日本は中国よりずっと進歩しています。ですから、私は皆さまの先進技術を学びたいのです。私は自分の専攻学科を愛しておりますので、食物科学や栄養、食の安全などに関する本をもっと沢山読みたいと思っています。こうしたことこそ、皆さまへの感謝になると思います。
江南大学商学院 旅游管理学科 1年 楊光明
寄贈図書は訪日の夢を思い出させてくれる
皆さまがこれほど沢山の図書を我が大学図書館に寄贈してくださったことに感謝するため、私はこの文章を書いています。まだ、皆さまにお会いしたことはありませんが、皆さまからいただいた図書を読むことにより、私は皆さまの寛大さと無私の精神を感じることができます。日本は、特に強い意志と偉大な力により、強国なのです。私は日本に行くことを夢に見、そして、今でも夢見続けています。しかしながら、1年生として、私には経済的な自立といくつかの要素が欠けています。皆さまからの図書は、私たちにとって非常に多くの意味があります。それらは確かに、知識を身に付けさせてくれるだけでなく、私の夢を思い出させてくれるでしょう。 私は、日中両国が良好な友情を築き上げ、美しい将来を迎えることを確信しています。「どうもありがとうございました。(この部分のみ、日本語) 」 私は、今、独学で日本語を勉強しています。次回は、全文が日本語の手紙を書き上げるつもりです。
江南大学外国語学院 英語専門 4年 宋凌飛
寄贈図書をありがとう
先ず最初に、私は、皆さまが私たちの図書館に図書を寄贈してくれたことに「ありがとう」と言わなければなりません。私は江南大学の学生で、読書、特に外国の作品を読むことが大好きです。ご存知の通り、読書をすることで私は物事を熟考し問題を解決できるようになります。実際、私は皆さまが寄贈してくれた図書から沢山のことを得ています。改めて皆さまの心のこもった寄贈に感謝いたします。
江南大学 設計学院工業設計系 2年 劉佳
「PLAY OFFICE」と「紋章」をありがとう
まず、日本から図書を贈って下さりありがとうございます。知識を渇望し読書を熱望する私たち学生にとって、原版の外国語文書を読むこととは、専門科目の習得に大きな助けとなります。「PLAY OFFICE」はオフィス用品の設計に関する書籍ですが、内容は人間工学や宗教、建築などの方面にまで及んでいます。「紋章」は日本の伝統的な図案に関する本です。この2冊の本は私にはとても役に立っており、改めて感謝申し上げます。